農コラム
COLUMN

元プラントエンジニアが農家になりました(3/3)
脱サラ農家が教える、農業の始め方
2022.11.22

このまま会社員で一生を終えていいのか、、

充実していた会社員生活でしたが、30歳後半のある日に上司からあるポジションへの推薦を打診されました。 それは、社内の重要部門を横断的に経験させるポジションで、自分でこう言うのもおこがましいのですが、将来的に会社を背負って立つ人材としての人事でした(と、自分では思ってます 笑)

その人事を受ければもう会社を辞められないな、、と感じました。 すると、もう一人の自分が私に問いかけるわけです。。

  • 会社員として一生を終えていいの?
  • この生活で一生を終えた時に、本当に後悔はないの?

上司には数日回答を待ってもらったのですが、今おもえば回答を待ってもらった時点で既に自分の中での答えは決まっていたんですね。 退職の意思を伝えるキッカケを待っていただけなのだと思います。 

さすがに、上司に推薦の辞退と共に退職の意思を伝えるときは緊張しました(笑) 会社組織の一員でいると、あまり周りと波風を立てないように卒なく過ごすことが身に付いていて、退職云々で上司とイザコザになるのが嫌でしたので。 幸い、上司は私の意思を尊重して下さり、そこから担当プロジェクトの区切りなども考え約2年をかけての退職準備をしました。 本当に好きな会社だったので、最終的には皆さんに笑顔で見送っていただくことが出来て良かったと思っています☆

退職前のプロジェクトチームでの送別会。 楽しいチームでした、、ありがとうございました!

なぜ脱サラ就農?

会社員として一生を終えるのではなく、大企業の看板を外した自分にどこまで出来るのかを挑戦してみたかったので退職を決意しました。 

その挑戦する先は農業!! なぜ農業だったかと言えば、、

  • 実家が専業農家だった
  • 1次産業は絶対に無くならないと思った
  • 農家が減っている今だからこそ、新しいことが出来ると思った

退職時には41歳。 全く新しいことで起業するには遅すぎます。 そうなると、両親が技術を持っていて土地もあるので、農業という世界で挑戦するのが、食いっぱぐれるリスクが一番少なく自分のやりたいことをやれる最良の策だと思いました。 

その、やりたいことというのは何だったのか? 簡単に言えば、「自分でお金を生み出す力をつけ、それを大きくする」能力を磨くことです! 大企業で仕事をしていると、数千億円のプロジェクトに関わっていても、いいお給料をもらっていても、自分でお金を作り出しているという実感は薄かった。 その点でいえば農業は、何もない所(畑)から作物を作り出し、それを販売することで現金が返ってくるので、自分の頑張りと収入が直結している点で充実感が半端ない! 金額は会社員の頃よりも少ないのですが、その重みが重いんです♪ しかも、1から10までやること全てが自分の成長のための時間を使える! これが最大のメリットだと思います。

会社員よりも自営業が良いと言う気はありませんが、会社員だから ”出来ない” ことや ”やらない(やる必要がない)” ことが沢山あります。 会社を出たからこそ分かる、自分を豊かにするものがある。 それを認識するためにも、脱サラしなさいとは言いませんが、会社以外のコミュニティーでの活動や副業は有意義だと思うんです☆ 

一歩踏み出す勇気、そこから人生が動き出す。 その一歩を、農業界と考えてもらえる環境をいかに作れるか、、、まだまだ挑戦の日々です。

脱サラ前に作成していた農業起業後の工程表  全く計画通りにいってませんが(笑)