農コラム
COLUMN
今回は、先日お話する機会があったVoicy代表の緒方憲太郎さんとの対談からの学びをシェア致します! 脱サラ農家として、農業の世界に新しい文化を広めることに一役買いたいと思っている私にとって、学びの多い時間になりました。
以前の「お知らせ」でも記載させていただきましたが、Heartich Farm(ハーティッチファーム)はVoicy代表の緒方さんがパーソナリティーを務めるABCラジオ(AM1008/ FM93.3)の「道に迷えばオモロい方へ」のスペシャルスポンサーにならせていただきました。
緒方さんの活動に共感し応援したい思いからのものですが、この度、スペシャルスポンサー特権として緒方さんと対面で質問できる機会を番組内のコーナーで設けていただきました☆ 憧れていた緒方さんにお会いできるチャンス到来!!
「音声文化」と「農業」の共通点
緒方さんに何を質問するか、聞きたいことがありすぎて頭でグルグル。。 収録時間は20分程度なので、質問は一つのみ。。。 あれこれ考えながらも、最終的に質問したのは「緒方流、文化の広め方とは?」でした。 というのは、緒方さんの考え方に触れるほど「音声を伝えるパーソナリティー」と「野菜を届ける農家」には目指す未来像が共通であると感じたからです。
緒方さんは音声の未来に可能性を感じ、新しい音声メディアという文化を広める活動として「Voicy」というプラットフォームを起業しながら、ラジオという媒体でゼロ円で聞くことが出来ていた”人の声”というものに価値を見出し、お金を払ってでも声を聴くという文化を創ろうとしている方です。
一方農業という分野では、安い輸入物や廉価な野菜ばかりが量販店でもてはやされ、顔が見えない野菜ばかりが消費され、また捨てられている現状。 消費者は農家の顔や現状は知らず、消費者と農家の間に見えない壁があるのです。 私は、そんな消費者と農家の間の見えない壁を取り除き、安価が常識の野菜ではなく、高価でも作りての想いの詰まった野菜を買いたいという消費者の方が増える文化を創りたいのです。
また、音声文化と農業の共通点のもう一つは、自分で生み出すモノ(「パーソナリティーの考え」と「農家のつくる野菜」)の物語をいかに言語化して一般の方(「リスナー」と「消費者」)に伝えられるかが重要であるということ! その言語化能力と、それを上手く伝える発信力がある人が、この新しい文化の主役になるのです。 そんな農家になるためには、どうする!?
緒方さんの考える「文化の広げ方」とは?
ズバリ、緒方さんのポイントをまとめるとすれば下記の2点でしょうか。
- 圧倒的な人気者を作る
- 徹底的にコアを磨く
圧倒的な人気者を作って周りの人が憧れれば、周りも真似をしようとする。 そして、浅く広くではなく、一点集中(コアファンの深堀り、自分のコアサービスの研鑽)により結果的に周りに影響が染み出すようにする! その結果が、文化としての醸成であると。
「文化を広げる」とは、出来るだけ数を増やすことだと思っていましたが、コアファンに深くアプローチする方が重要という考えは新たな気付きでした。 確かに、砂場に掘る穴は、穴の大きさを広げようとしなくても、深く掘れば掘るほど周りが崩れて自然に広がっていきまね☆
上記を私自身のアクションに嚙み砕くとすれば、「自分のお得意様を徹底的に喜ばせ」ながら「みんなが羨む農家」になることしょうか。 直販のお客様も、いろいろやって新規顧客を増やそうとするのではなく、私の野菜を美味しいと言ってくださるリピーターのお客様に如何に喜んでいただくかが大事なのだと、改めて学べた対談でした☆
緒方さんとの対談の様子は、Voicyの「道に迷えばオモロい方へ」のチャンネルの中で、アーカイブでいつでも聞くことが出来ます♪ 自分が質問しているからというわけではありませんが、緒方さんの回答もあって、神コーナーになっていますよ!!(笑)
自分のアクションを広めようとされている方は、是非Voicyで聞いてみて下さい☆ また、こんな風に緒方さんとお話できるスペシャルスポンサー、良いですよ☆